『グラン・プラザ』(1)-コパン遺跡-コパン・ルイナス
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『グラン・プラザ』(1)


 基壇の残るピラミッドを中心にする広大な広場で、北側にコパン芸術の粋を濃縮したといわれるステラが林立している。 12のステラのうち5体が第13代18ウサギ王治世下の作品で、なかでも石碑Aと石碑Bは、優美な装飾が施された最高傑作。ところどころ赤い色が残っているが、往時はすべての石碑が鮮やかに彩られていた。
 18ウサギ王は、コパン王朝が最も成熟した時代の王であると同時に、熟した果実がやがて枝から落ちるように、滅びの気配を漂わせた人物でもある。コパンから直線距離にして50kmほどしか離れていない新興都市キリグア(現グアテマラ)との戦争に敗北したのもこの時代だ。
 石碑はもともと、暦と王朝の記録のために造られ、最初は平板で小さなものだった。遺跡内にはそうした小さな石碑が片隅にひっそりと建っているところもある。 しかし、18ウサギ王の時代には、暦と王朝の記録という制約から自由に飛翔して、高浮彫りといわれる技法によって立体感あふれる造形美を作り出しているのだ。

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『グラン・プラザ』(1)-コパン・ルイナス